美女たちの地獄

リクエスト

バグパイプ編

 うちには珍しい、接待の仕事が入った。こういうのはサイラッハがよくやるんだけど、条件的にうちなんだとか……。

 更衣室で用意された衣装に着替える。事前に聞かされていた通り、すごくエッチな衣装だった。胴体部分は透明なビニール製の素材で、肌が丸見えになっている。もちろん胸も丸見え。股間部分は布で覆われていない……。覆われているのは両腕だけ。
「うわ……、すご……」
 思わず声が漏れてしまう。今からエッチしましょうと言わんばかりの衣装……。
「でも本当に、うちでいいのけ?」
 だって、エッチなんてしたことない……。自分で触ることもしてこなかった。罪悪感があるとか、汚いことだと思ってるわけじゃないけど、性欲とはほぼ無縁の人生だった。

 舞台の上に立つと、なんだか緊張した。
 正面にはお偉いさんと、そのお付きの人が二人。お偉いさんは両脇に女の子を侍らせていて……、それがホルン隊長とサイラッハだったことに少し驚いた。
 好きなように胸を揉み、キスをして、お酒を煽る。豪快に笑って、隊長の股間をまさぐって、サイラッハにイチモツを舐めさせて……。これが、接待……。

 音楽にあわせて、ポールに手を伸ばす。ポールダンスなんて一度も経験したことないけど、事前に見たビデオを思い出しながら踊ってみる。体をそらしたり、腰を振ったり。たぶんすごくみっともないと思う。ほぼ全裸ではじめてのことをして……。恥ずかしさがどんどん込み上げてきた。

「おまんこみせてよ!」
 お偉いさんがそんなことを言ってきた。どう見せたらいいのか分からなかったけど、とにかく見やすいように、足を大きく開いて、両手でおまんこを広げてみせる。
 自分でも知らない部分を、全く知らない人に見られるなんて……。
「綺麗な処女膜だね。舐めても良いかな」
 そういうとお偉いさんは、舞台上に上がってうちのことを押し倒してきた。わけがわからなくて、いいなりになるしかなかった。

 にゅる、と生暖かいものが股間に触れると「ひゃん!」と変な声が出てしまった。舌でおまんこを舐められている……。時折吹きかけられる熱い息、クリトリスに当たる鼻先。なんとも言えない感覚が下半身を襲っている。
「ん……、んんっ。ふあ……」
「バグパイプちゃんはオナニーしないんだってね」
 誰からそんなこと……、と思ったけど、この話を持って来た人からだろう。自慰行為事情を聞かれたから答えたけど、お偉いさんに伝えるためだったのね……。
「うんうん、良い反応だ。ポールを胸で挟める?おお、エロいね。お尻突き出して……、いいね、ケツアナも綺麗だ。じゃあおちんぽ欲しいですって言ってみようか」
「ふえ……!?……あ……」
 一気に込み上げる恥ずかしさと、もうエッチをするんだという事実が受け入れられなかった。それでも意を決して言葉を口にした。視界の端っこで不安そうな顔をしている隊長をみたら、言うしかなかった。
「バグパイプの処女おまんこですっ……!指も入れたこと、ありません!お、おちんちん……、おちんぽで、突き破ってください!」
 自分で何を言っているのかあまり理解出来なかったけど、お偉いさんはすごく喜んでくれた。
「あはは!いいね、ホルンちゃんとは違うアピールの仕方で!」
 そういうなり、大きく膨らんだペニスをお股に押し付けて来た。
 股間から躰の全部が切り開かれるような感覚が襲ってくる。痛くて苦しかったけど、失礼のないようにぐっと声を堪える。
「ふぅぅっ!ううっ……!」
「声を我慢してるの、かわいいね。がんばれ〜、まだ半分も入ってないぞ〜」
 もう躰の中は異物でいっぱいの感覚なのに、まだ半分も入っていないということに軽い絶望を感じた。エッチするってこんなに大変なことだったんだ……。

「はぁっ、ああ、あ……ッッ!」
 お尻に暖かい肌がぴたりとくっついてきた。お偉いさんのペニスが、うちの躰の中に全部入ったという証拠。
 一段落したと思うと、少し心に余裕が出来た。振り向いてお偉いさんの顔を確認すると、ねっとりとした笑顔をしてうちのお尻を撫でている。そのままホルン隊長を一瞥すると、まだ不安そうな顔をしている。大丈夫だよ隊長。うちは平気。

 お偉いさんが腰を動かし始めた。にちにちと粘膜が擦れる音がする。滑りは全然良くないから、動かれると股間が痛む。
「バグパイプちゃん、血が出て良かったね。血が出てなかったらこんなに動けないよ」
「うぅ……、は、はい……。ありがと、ござい、ますっ……」
 やめて欲しかったけど、そんなこと言える訳ない。これは接待で、うちらの言動一つで決まるものも決まらなくなってしまうから。とにかく相手が悦ぶことをしなくちゃいけない。
 ピストンが早くなって来た。最初に比べたら滑りもよくなってきた。
 女性の躰はこうなったときに、自分を守るために愛液を出す、というのを聞いたことがある。気持ち良くなくても勝手に出てくるものらしいが、それがうちの躰で起こっている……。
 ぐちゅぐちゅという音が鳴り、躰もだんだん慣れてきたようで、最初に感じていた辛さはもうなかった。ヴイーヴルの身体の強さがここで活かされているか……、ありがたくはない……。
「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」
 息をするだけで精一杯だったけど、気付いたら声が出るようになっていた。躰の奥にペニスが突き立てられると、勝手に声が出てくる。気持ちいい訳じゃないのに、少し甘い声。これじゃ、うち……、はじめてのエッチで感じてるみたい……。知らない人のペニスを挿入れられて、気持ちよくなってる、みたいな……。
「はあッ!はぁッ!んっ、んー!んあああッ」
 ばちゅん!ばちゅん!と、濡れた肌がぶつかる激しい音がする。それに併せてうちは声を出す。後ろから胸を乱暴に揉まれて、乳首を強くつねられる。激しくされても、もう辛くない。なんなら少し気持ちよさを感じ始めている気がする。
 膣内の壁がゴリゴリと削られる音が脳に響いて、1番奥までペニスが入ると甘い声を出してしまう。自分の声を聞くと、なんだかエッチな気分が昂まってきて……。
「あッ!あッ!きもち、いいッ!」
 勝手に言葉にしていた。
 隊長はもう既にこの感じを味わったんだね。サイラッハは普段からエッチしてるのを知ってたけど、こんなに気持ちいいならハマっちゃうのも当然かも。

「良い子だ。ご褒美に中出ししてあげるからねっ」
「ひっ♡あっ、おっ、ねがい……、しますっ♡」
 終わるために、お偉いさんの腰の動きが一層早くなった。ぐちゅぐちゅと音がして、太ももに液体が垂れてきた。きっとうちの愛液が……、太ももを伝うくらい出てるんだ……。
「おっ!おぅ!あ゛っ♡あ゛♡あ゛♡」
 エッチが、エッチが気持ちいい♡
 おまんこが、おちんちんが、こんなに気持ちいいなんてっ……!

 パンッ!と最後に豪快な音を立てて、お偉いさんの腰の動きは止まった。それと同時くらいにおちんちんがビク!ビク!と何度か強く脈を打っている。
 きっと射精してるんだね……。うちは知らない人のおちんちんで気持ち良くなって、中に出されて、『もっとしてほしい』と考えている……。

 ぽんっ、と軽快な音と共におちんちんが抜かれる。それと同時におまんこから精液がだらだらと垂れていった。
 それが気持ちよくて、おまんこを広げて力を入れてみる。ぶぽっ!と恥ずかしい音を立てながら精液が勢いよく出て来た。
「あ♡はぁぁん……♡」

 その後のことはうろ覚え。お偉いさんが休んでる間にお付きの人たちの相手もした。お偉いさんとは違うおちんちんで、太くて硬くて、異様に長かった。そんなおちんちんを受け入れてしまううちの躰はエッチだ。
 何度も中出しされて、終わったら別の人のおちんちんを挿入れられて、お偉いさんもまたうちを犯して……。
 何度目かのエッチが終わると、コンドームを着けてエッチを続けた。
 ナマとは少しだけ違う感覚だったけど、ゴムありでも十分気持ちよかった。
 ガーターリングを付けさせられて、エッチが終わったあとのゴムは全部ガーターリングに挟まれていった。
「これはバグパイプちゃんがこれだけ男を気持ちよくさせた回数だよ。こんなに精液を搾りとって、エッチなヴイーヴルだねぇ」
 頭を鷲掴みにされながら、髪を引っ張られながら、何度も男たちに犯された。
 酷いことされてるし、凄く恥ずかしいことをしているのに
「あー♡ああ〜♡きもちいい♡もっとぉ♡おちんぽもっとぉ♡」
 うちの口はもっと恥ずかしいことを声に出している。

 何回犯されたかわからない。おまんこがスースーする。精液が入ったコンドームもいっぱいつけてもらった。
「あう……、おわり……?」
「バグパイプちゃん、さすがの体力だねぇ。まだ物足りないなら、いい子がいるからその子と遊んでなさい」
 いい子?誰だろう……。もしかして屈強なサルカズとか……、同じヴイーヴルの男の人とか……?どっちでもいい、もっとおまんこが気持ちよくなら、なんでもいい♡

「……いや……」
 ふと、聞き馴染みのある声が後ろからした。
 振り向くとホルン隊長が今までにないくらい顔を歪ませている。
 隊長のそばには、黒いなにかが……
「ホルンちゃん」
 お偉いさんが優しい声で隊長を呼ぶと、隊長はぼろぼろと涙を流しながら、その黒いなにかを震える手で持ち上げた。
「ひっ……、ひう……。うううっ、ううっ……」
 子供みたいに泣きながら、隊長がゆっくりとうちに近づいてくる。サイラッハも引き攣った顔で隊長が持つなにかを見ている。
 なんだろう、と黒いなにかを見ると、見たこともない大きな蟲だった。

「……」
 声が出なかった。
 見たことがない、は正確には嘘になる。
 それは実家でもみた
 軍隊にいた頃もみた
 ロドスに来てからもみた
 みんなが悲鳴をあげて、殺虫剤を必死になって吹きかけて、それが死んだ後も『生き返るんじゃないか』と恐々しながら処分をする

「いい反応だなあ……。三者三様だ。そのゴキブリ、大きいでしょ。源石の影響で巨大化してね、結構長生きなんだ。たくさん卵を産むし、バグパイプちゃんなら平気でしょ」

 隊長が、ゆっくりとゴキブリをうちのお尻に置いた。
「バグパイプ……、ごめんなさい……。こうなるって、わかってたの……。ごめん……、ごめん……」
 耳元で、声を押し殺しながら隊長が何度も謝ってくる。
 それは部下を守れなかったという後悔か。ソファに座り、終始辛そうだった隊長の顔を思い出す。
 きっと、こうして蟲をあてがわれることを知っていたのかもしれない。

 色んな感情が、思考が脳に押し寄せてきて、うまくかんがえられない。
 ただ分かるのは、下半身についた蟲の脚が躰に食い込み、ブブブ、という蟲の羽音が聞こえて、おまんこにナニかが当たっているということ。

 ぐいっ、とナニかがおまんこに押し付けられ、ずるずると中に入っていく。
 声なんてあげられない。嫌がる素振りをしちゃダメというのもあったけど、怖すぎて、気持ち悪すぎて、頭の中が真っ白で、声なんて出せる状態じゃなかった。
「あ……、あ……ッ」
 なんだろう、これ。すいすいとおまんこの中を進んできて、ぐねぐねと動いて、人のおちんちんとは違う動きをしている。
「はっ……、はっ……!はぁっ……♡」
 自分のお尻に、大きなゴキブリがのってるって分かってるし、そのゴキブリのナニかがうちの躰の中に入っているのも理解している。気持ち悪すぎるのに、嫌悪感が凄いのに、おまんこは気持ちいいっていっている。愛液が止まらないし、もっと突いてほしいって思う自分がいる。
「今バグパイプちゃんにのってる子はメスのゴキブリだよ。今おまんこに入ってるのは産卵管。ゴギブリってあたたかいところに卵を産むんだよ。人間の中は安定してあったかいから、良い産卵場所だよね」
「へ……。たま、……さん、らん……?」
 なにを、いっているのか……。今うちの中に挿入っているのは、おちんちんじゃないの……?さんらん……?たまご?それじゃあ、なに。これからうちの躰の中に卵を産み付けられて、うちは、うちの躰の中で、ムシが、ゴキブリが、孵るって、こと……?
「んぎっ!!」
 痛みが来た。ビリッと電流が走ったような感じ。似たような痛みは経験したことある。健康診断の中に子宮の健診もあった。あの時は子宮の中の細胞を取るって言われたけど、それに似た痛み……、いや、それ以上……。

「ふうううううううッッ!!」

 いたい、いたいっ!いたい!なに、なに!なにこれ!

「入ったかな?今産卵管がバグパイプちゃんの子宮の中に入っているんだよ。大丈夫、そのうち慣れて痛みは無くなるから。品種改良というのは難しくてね、媚薬効果がある体液を出せるようにもしたいんだけど……、まあホルンちゃんもバグパイプちゃんもいい反応してくれてるし、このままでいいかもね」
 お偉いさんが何か言っているけど、何一つ頭の中に入ってこない。
 今は息をするので精一杯。こんなの、こんなの死んじゃうっ……!
「へっ……!へぅ……!はふっ、ふううう……!うう、ううううう!!」
 このままじゃ死んじゃう、助けを、と思ったら、おまんこの中に何かがまた入ってきた。なんだか硬くて丸っこいソレは、ぐいぐいと奥にやってくる。そして痛みの元である子宮に到達すると、するんとその奥へ……子宮の中に入ってしまった。
「ひあ……」
 下腹部に感じる違和感。躰が動くと、下腹部の奥でナニかが動いている感じがする。
 卵が、はいっちゃったん、だ……。
「あは……、はは……」
 なんだか笑えてきた。考えないようにしてたけど、完全にオモチャにされていると理解してしまった。
「んぐっ!?」
 また丸い何かが……、卵が入ってくる感覚がした。ひとつだけじゃないの……?
「ゴキブリの卵はね、殻に守られてるんだよ。卵鞘っていうんだけど、その中に卵がたくさん詰まってるんだ」
「へ……、う……」
 ぐいぐいと、次から次へと、おまんこの中に卵が入ってくる。
 それはそれで、気持ちいいのが嫌だった。
 硬いものがおまんこの中を這い上がって、そして子宮に当たって、そしてお腹が重くなる。何度かそれを経験すると、躰は慣れてしまった。
「ひゃ……♡あ♡また、はいって……♡」
 お腹がずしっと重くなって、おまんこの中にずっと卵が侵入してきて、膣壁が変形して、子宮が広がって、またお腹が重く……。
「あ♡あはっ♡あ、あ、あ♡」
「バグパイプちゃん、さすがヴイーヴルだね。躰が丈夫だからか痛みにも強いのかな?ホルンちゃんは泣き叫んで、終わった後も大変そうだったけど、バグパイプちゃんはちゃんと気持ちいいんだね」
「あぅ♡ひゅごい♡いっぱい、入ってくる♡あ、あ♡きもひ♡ひんっ♡」
「夢中になってるね……、うん、よかったよかった」
 おちんちんじゃないのに、おまんこってこんなに気持ちよくなるのけ……?もうゴキブリとか、卵とか、そんなのどうでもいい。もっとほしい。人間のエッチとは違う気持ちよさをもっと味わいたい……♡
 ごりゅ……、ごりゅ……、ごりゅ……
 お腹の中で変な音がする。卵が押し込まれて、子宮の中がいっぱいになっていく。お腹は見て分かるくらいぽっこりしている。頭の中は気持ちよくなりたいとしか考えられなくて、うちは、完全におかしくなったのかもしれない。

 ずりゅ!と子宮から産卵管が引き抜かれた。一緒に卵が何個かぼろっと出てくるのがわかった。ありえないくらい気持ちよかった。
「ほっ♡おおん……♡」
 おまんこから卵がぽろぽろと出てきた。すごい……、卵を産む感覚って、こうなんだ……♡きもちよすぎ……♡

「バグパイプちゃん、ゴキブリはどうだった?」
 座っているお偉いさんのおちんぽをしゃぶりながら、こくこくと頷く。じゅるじゅると音を立てながら、早く精液を出して欲しいから頑張って吸うけど、お偉いさんは中々精液を出してくれない。
「バグパイプちゃんはゴキブリに犯されて何度も気持ちよくなっちゃう変態さんになっちゃったね。もう気持ち悪い子だよ……。普通の女の子はゴキブリで気持ちよくならないからね?」
「んむぅ〜……」
 そんな意地悪言わないでほしい。うちだって、好きでゴキブリで気持ちよくなったわけじゃないのに♡
「今度は大きいオスとしようね。何匹も用意して、いっぱい精液出してもらおう。おまんこの中にゴキブリの精液入れて、たくさん口の中に出してもらってごくごく飲もうね。顔にも躰にも精液ぶっかけてもらって。その後にメスに卵を産み付けてもらおう。今回みたいに優しくないかもね。オスの精液まみれのバグパイプちゃんを目の前にして、メスのゴキブリはどんな反応をするかなぁ……?……あれ、バグパイプちゃん、クリオナしてるの?はは、もうゴキブリのことしか考えてないじゃん。気持ち悪い女だな」

 何を言ったっていいよ。うちは、もう、ゴキブリの苗床でいい♡
 気持ちよくなれるなら、なんでもいいよ♡